俺様男子

 家に帰ってから暫くは優が一緒にいてくれた。




「強がってなんかないもん」

「じゃあなんで泣いてんだよ…」

「うー……」



 私が首を振ると、優は私の頭を押さえつけて自分の胸に押しつけた。





「ごめんな…?」

「なんで優が謝るの…」

「全部俺のせいじゃん」




 優しく背中をさすってくれてる優に責任なんてないのに。





「電話出れなかった…」

「仕方ないよ…」

「俺が先に手紙を読んでればよかった…俺が勘付いてればよかった…」



 背中をさすっていた手が優のほうに引き寄せて抱きしめられる。




「優は何も悪くないよ」

「莉子……」




 ぎゅっと抱きしめる力が強くなった。




「俺が莉子を守るから…」



 サラサラの優の髪が私のけがをした頬に当たる。





「絶対約束するから…」