「ッ…」
頬に温かいものが流れ落ちてきた。
この人、危ない…。
「あなたが…手紙を送ったの?」
「そうよ。私の彼に手をだすなんて許さないんだから」
「優の恋人…?」
「そうよ」
何も戸惑わずにそう答えた。
優に恋人なんていたっけ…。
この前いないって言ってたよ。
「次は避けないでよね」
「避けないと死んじゃう」
「そうさせるつもりだったもの」
ずいぶんキレ味のよさそうなカッター。
大きいし、どことなく光ってる。
壁に追い詰められてまたカッターを振り下ろす。
「あーあ…避けちゃダメだって言ったのに」
これ、犯罪だよ……?
私の体はとうとう言うことを聞かなくなって壁にすられながら座り込む。

