俺様男子

 10分前に時計台前に着いた。




 ここでいいんだよね…?




 近くにあったベンチに座って18時になるのを待った。





「鈴木莉子さん?」

「そうですけど…?」



 後ろから声をかけられた。





 振り返ると同時に視界がなくなる。





「ちょッ!!!」

「暴れッ…あ!!」




 力を振り絞って塞がれた両眼を押さえつけるものを取った。




 振り返ると知らない男の人が3人。





 私は恐怖と不安しか残らずに全力で走った。






 誰なの……?