***放課後***

「じゃあ、部室行こうか!だけど、部室まで結構遠いから疲れちゃうかも・・・」と男の子が言う。「そうなの?」と少し嫌そうに返すと、男の子は「うん!だけど、楽しいから!・・・あっ!名前・・・聞いてなかったよね?教えて!」と話題を変えてきた。「私の名前は、夏川真里菜。君の名前は?」と聞き返すと、男の子は、「俺の名前は、有川翔太。翔君って呼んでよ!」と元気良く・・・。「うん!翔君よろしくね!私のことは真里菜とかマリでいいから!」とか会話してるうちに、部室に着いたみたい。

「ここが部室だよ!」って言われても、倉庫みたいな部屋なんですけど・・・とりあえずドアを空けられたので入ってみたら、びっくりするぐらいきれいで豪華でなんかお屋敷みたいな感じになっていた。「!すごい・・・」思わず声が漏れてしまった。「すごいでしょ?俺らがデコレーションしたんだ!」本当にすごくてびっくりしすぎて、顎が外れちゃいそうだった。さっきから気になってるんだけど・・・「あのさ・・・俺らって言ってるけど、翔君のほかにも誰かいるの?」そしたら、翔君は、「うん!いるよ!あと3人!」ふぅん・・・「後3人?その中に女子いる?」不安になってたことを聞き返すと、翔君は「もちろんいないよ!」と当たり前のように返してきた。いないのかよ・・・とか思いながら、部室にいると、ドアが開いて、「まじでうざいんだけど!また加古先につかまったし・・・」何かすごい怖い人が入ってきたんですけど・・・この人も部員?「あのぉ・・・この人は・・・だれですか?」恐る恐る聞くと、翔君が「こいつは、霧島隼人!隼人って呼んじゃっていいから!ちなみに、高校2年生だけど!俺は高校1年生!」先輩なら呼び捨てダメじゃん!「隼人・・・先輩?わ、わたしは、高校1年生の夏川真里菜ですぅぅぅ・・・。宜しくお願いします・・・。」本当に怖がりながら言うと、隼人先輩は以外にも「うん。よろしくね。」と返してくれた。ここの部活だったら入ってもいいかも・・・。