七夕☆Angel

頭がボーっとしてきた。

熱のせいだろうか?

そのうち、とてつもなく瞼が重たくなってきて、眠たくなってきた。

「ゆめみ。大丈夫?」

眠ろうとする私に、かけるが声をかけた。

「寝る前にこれ食べときな。何も食べてないから。」

かけるがお粥を作ってくれていた。

真っ白なお粥の中に、ふわふわのとき卵が入っていた。

なぜかそれが、とても綺麗に見えた。

「おいしい。」

無意識に口からこぼれる程、今までに食べた、どんな料理よりもおいしく思えた。

「かけるはすごいね。お粥もこんなにおいしく作れて。」

「お腹がすいてるからそう思うんだよ。」

かけるは謙遜していたが、本当においしかったのだ。