七夕☆Angel

その間も、かけるはさっさと私の看病の準備をしていた。

風邪薬を準備して、台所に立っていた。

お粥でも作るつもりなのだろうか、せっせと動き回っている。

ピピッ ピピッ ピピッ

体温計が鳴った。

「見せて!」

かけるが駆け寄って、私より先に確かめた。

「熱なんかないでしょ?」

私は自信満々に言った。

「いや、あるよ。ほら。37度8分。」

「え!?」

まさか本当に熱があるなんて思っていなかった。