七夕☆Angel

「あ〜、あんまり敬語使わないで。気ぃ使わなくていいよ。」

「あ、う、うん…」

私はちょっとためらってこたえた。

それから、またしばらく歩いた。

「この辺でいい?」

初めて会った時に送ってもらった場所まで歩いていた。

「あ、はい。」

『また「はい」って言っちゃった…』

かけるが少し笑った。

「その服、可愛いね。すごい似合ってる。」

かけるに言われた。

顔が熱くなった。

「また会えるかなぁ?」

ちょっと真面目な顔で、かけるが言った。

じっと私の目を見ていた。

「うん。」

私は笑ってこたえた。