私は自分の部屋で色々考えた。

れんの事。

そして、あの‘天使’と名乗った男の事…。

れんと別れてから家に着くわで、私を困惑させることばかりが起こって、涙は止まっていた。

そんな時、携帯が鳴った。

「ゆめ〜?お誕生日おめでと〜!!」

「あ〜、まな?ありがと〜!」

「デート中?邪魔しちゃった?」

「全然。実は今日、れんと別れたんだー…」

愛美(まなみ)は、小・中・高校と同級生で、親友だ。

もちろん、れんとも同級生だから、れんの事も中学の頃から知っている。

私達は「ゆめ」「まな」と呼び合っている。

私達は何でも話す。

れんとの事も、色々話している。

でも、まなもまさか、私とれんが別れるとは思っていなかったらしい。