龍と兎



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悩んで悩んで成長して。


ぶつかって転んでまた立ち上がる。




この青年が『最強』の称号を手にするのは、明日かもしれないしもっと先かもしれない。


眠れる龍はいつ覚醒するのか、神すら把握出来はしない。




けれども舞白は極めて静かにその時を待とうとしていた。




それはある種の確信だった。


明けない夜がないように、止まない雨がないように、臥龍にもまた目覚めの時が訪れるだろう。




何より龍自らが、天高く昇る事を望んでいるのだから。








【終】