金平糖のような甘い甘い恋

 あたしはお母さんに電話をした。


 ―プルルルルル、カチャッ―


 「あ。お母さん?あたしだけど」


 「麗香?どうしたの?」


 「今日さぁ...あの...」


 「遅くなるんでしょ?」


 「うん。ごめんね」


 「大丈夫よ。友達?」


 「そうだよ」


 「楽しんでらっしゃい♪...彼氏と」


 か...彼氏?!
 まぁ...男の人だけど。


 「んなわけないじゃん!もう!バイバイ!!」


 と言って電話を切った。