金平糖のような甘い甘い恋

 「裕輔先輩のおかげです」


 「んじゃ、俺の言うこと聞け」


 「...でも!」


 「誰のおかげだぁ?」


 「...行きます。あ。
その前にお母さんに電話してもいいですか?」


 「おう。いいよ。んじゃ、着替えろよ」


 と言って先にプールから出て更衣室に入っていった。

 裕輔先輩とご飯が食べられるなんて...
夢にも思ってなかった!
 あたしは鼻歌をしながら更衣室に入って着替えた。

 外に出ると裕輔先輩が壁に寄りかかっていた。


 「あたし電話してきます」


 「おう」