金平糖のような甘い甘い恋

 「俺に見とれてんのか?」


 とニヤリと笑い言った。


 「んなわけないし!」


 「素直じゃねぇな」


 「素直ですけど?」

 
 「可愛くねーの」


 そんな話をしながら
ジャージが売ってる所に着いた。

 入ると、白いラインが入った
黒いジャージがあった。


 「おっ。あった」


 と裕輔先輩はその黒のジャージを取り
満足げな顔をして


 「ちょっと、待っててな」


 と言って手を離しレジに向かった。

 ちょっと待つと会計をすませた
裕輔先輩が来て


 「よし。どっか行くか?」


 と言った。


 「いいんですか?!」


 「仕方ないからな」


 「素直じゃないですねぇ」


 「うっせ」


 さっきと立場が逆転し
なんだかおかしくなった。