金平糖のような甘い甘い恋

 「美味しかったですか?」


 食べ終えた裕輔先輩に聞いてみた。


 「おう。うまかった」
  

 と言って優しく笑う裕輔先輩。


 ―ドキッ―


 その瞬間、
あたしの胸が高鳴った。

 またドキってした!!

 なんで?!

 なんでドキドキなんか
しちゃってんの?!あたし!


 「食った食った」


 裕輔先輩は満足そうな
顔をして仰向けになった。


 「今日もきれいだな。空」


 「え?あぁ、そうですね!」


 と言ってあたしも仰向けになる。

 昨日みたいに
青く晴れきれいだった。