青空ライン *Third Story*





希美は普段から部活しないで勉強を頑張っていたから、その成績の評定平均を生かした推薦を受けていて、その推薦は余程のことがない限り落ちない。



それに選抜方法は書類審査のみだから後は結果を待つのみ。



男子達が騒いでいる間にあたしはコソっと希美にこう言った。



「希美、あたし今日から図書館で勉強して帰るね。」



「分かった、頑張ってね!応援してるから。」



「ありがとう!」



あたしは今までの遅れを取り戻すくらい、休み時間も昼休みもひたすら勉強した。



そして放課後はいろんな先生に頼んで面接練習。



その後は図書館で勉強。



担任の先生も去年受けた先輩に色々聞いてくれたみたいで傾向や対策を教えてくれた。



それから毎日勉強が終わって、ベッドに入って眠りに落ちるまで優のことを考えた。



毎日ハードな生活を送っていたら長いと思っていた1週間があっという間に過ぎた。