青空ライン *Third Story*





優が1年間…世界が真っ暗だった。



自分で明るくしようと試みたけど、それは周りに人がいるときだけで



1人になった瞬間…真っ暗になる。



一瞬、優が今現れたとき世界が明るくなったと思ったのに



彼はまたすぐに出て行って…



暗い世界に逆戻りだ。



あたし、これからどうしたらいいんだろう。



優がまだ好きでいてくれてたのは嬉しかったけれど…



彼は日本に帰ってきたらまた忙しくなる。



もし、他に好きな人見つけたら楽になれるのかな?



あたしはこれからも彼のことを好きでいていいのかな?



また…分からなくなった。



ーーーーー…



あたしはそれからお母さんが帰ってきて声を掛けられるまで、電気もつけずにベッドの上に座りながらずっと考えていた。