青空ライン *Third Story*




しばらくお互い抱き締めあっていると優があたしから離れた。



もう少し優の腕の中にいたかったななんて口には決して出さないけど



心の中で思っていた。



それからよくよく優を見ると優はまだユニフォームの姿で



でもさっきの着ていた白いユニフォームの姿じゃなくて



あたしの大好きな青い高校の優のユニフォームを着ていた。



「どうして…」



とあたしが呟くと、優は何も答えずにあたしの前でひざまずいて



あたしの左手を優しく掴んだ。



そして頭の混乱しているあたしに優はこう言った。