青空ライン *Third Story*




「もしもし!優?」



やばい!嬉しすぎて大きな声出しちゃったかも。



だってこんな試合が終わってすぐに連絡をもらえるなんて思わなくて…



「…もしもし、杏?いつまでそこにいるの?もうみんな帰っちゃったよ。」



と電話越しにクスクス笑う優。



なんでそんなこと知ってるの?と思って前を向いた時



右手で大きく手を振ってスタジアムのサッカーコートの真ん中にいる優の姿が見えた。



「あ…」



「今すぐここに来て。待ってるから。」



そう言うとプツっと電話は切れてしまい、彼を見ると「はやく来て!」と大きな声が飛んできた。



あたしは一度縦に頷くと、後ろ振り返って観客席から走り出した。