青空ライン *Third Story*




本当に希美には敵わない。



学校で千春さんと優が噂になった時、あたしは"もう優と付き合うことはない!"って



本気で思ったからそう伝えた。



だけどその前に希美が言った"杏とあの人は絶対にまた一緒になる。"って言葉が



現実となった。



でも希美は全部知ってたからこそ、そう確信できたのかもしれないって思ったりもする。



でも敢えて言わなかったのかは全部あたしに決めさせるため。



本当にお姉ちゃんみたいな大事な親友。



応援して最後まであたしと優を信じ続けてくれてありがとね。



返事を希美に返そうとした時…



あたしの大好きな曲が流れた。



その曲は1人しかならない音楽。



嬉しくて、何日も連絡を取ってないのにすぐに電話に出た。