青空ライン *Third Story*





俺の真面目な言葉に目を見開いて驚く父さんと母さん。



きっと俺が言うなんて微塵にも思っていなかったんだろうな。



…そうだよ。



もし杏じゃなかったら



杏を好きにならなかったら



杏が高校まで追いかけて来なかったら



勇気を出してサッカー部のマネージャーになってくれなかったら



絶対こんなことなんて言う時は来なかっただろう。



俺は杏のおかげでサッカーだけじゃなくなったんだよ。



「や、やっぱりな。そんなことだろうと思ってたよ。



母さん時間になったから悪いけど、診察室まで一緒に来てくれるか。」



父さんは俺に問いただしたくせに何にも答えてくれなかった。



それどころかベットから出て、普通に診察室に母さんと行こうとしている。