「素直になれよ。言ったら優のクリスマスプレゼント用意できるかもしれないのに。」
母さんも隣でうんうんと頷いて、早く言いなさいよと目で訴えてくる。
と言われたって、親の前で好きな人の名前なんて言えるかよ。
「絶対に用意してくれるのか?」
と少し素直になってみると
「さぁな。望みも聞いてないのにできるかどうかも分からない。」
曖昧な返答が返ってきた。
本当にずるい。
これは言うべきか、言わないべきか。
最初の決心がどんどん鈍ってきた。
「さぁ、この後検査も控えてるから言うか言わないか早く決めなさい。
どっちにしても今日で最後だからな。」
と一歩一歩確実に俺を追い詰めてくる父さん。
だから俺はもう答えることを決めたんだ。

