青空ライン *Third Story*




「何言ってんだよ、別に欲しいものなんて何もねぇよ。」



と父さんたちから視線を外して答えた。



もうこんなスーツを着て会社を手伝ったりしているのにまだ子供扱いしてるのか。



本当は…望むことはあるけど



それは決して"もの"ではないし



さすがにいくら会社の社長をやっている父さんでさえも



クリスマスまでに用意できるのではない。



もう望んだって、彼女は俺の目の前にでさえ現れてくれないのだから。



「父さんを見くびるなよ。父さんならできないことなんて何もないんだからな。」



何だよ、それ。



まるで魔法使いのような言い方。



父さんは絶対に俺が望んでいるのが何か分かってる気がする。



だから敢えて意地でも俺の口から言わせようとしてるんだ。



…絶対に…