そんなことない。
本当は今だって気持ちは何1つ変わっていない。
優のことが好きで好きでしょうがない。
あたしは涙を一気に拭って優のお父さんとお母さんに本心を伝える決心をした。
「あたし…今でも優のことが大好きです。
だけど、もうあたしから"付き合って下さい"なんて言える立場じゃないんです。
今まで2回…優と別れたことがあって
その両方とも別れを告げたのがあたしなんです。
1回目は確かに、その時はまだ優も高校生で引退もしていなかったので
最後まで優にサッカーをやり通して欲しくて
自分が優の悩みの種になりたくなくて1度別れました。
でも今回は……」
あたしの口は急に止まってしまい、何も話せなくなった。
ここからが1番話さなければならないところなのに。

