青空ライン *Third Story*




「杏ちゃん?本当に来てくれたの?確かに萩原くんから昨日連絡をもらって近いうちにお見舞いに来てくれるって聞いたけど



まさかこんなに早く来てくれるとは思わなかったわ。



お父さん!杏ちゃんが来てくれたわよ。」



優のお母さんはあたしの背中を優しく押してくれて病室に通してくれた。



「こんにちは。ご無沙汰してます。」



あたしは優のお父さんのそばに行ってお辞儀をした。



優のお父さんは前回に会った時よりも少し痩せたように見えた。



でも大好きな優の笑顔のように優しく微笑んで



「本当に杏ちゃんだ!ずっと会えるのを楽しみにしてたんだよ!よく来てくれたね!」



と歓迎してくれたんだ。



そしてボソッと今日は優もいないし邪魔がいなくてラッキー!と言ってたのをあたしは聞き逃さなかった。



「あたしも会えて本当に嬉しいです。これ大したものではないのですがお花とちらし寿司を持ってきました。



早く良くなって下さいね。」



と言ってあたしはそれらを差し出した。



「もちろん、倒れたのは単なるここ最近の過労だったし、ちょうど病院で検査してみたらちょっとした病気が見つかっただけで


2週間もあればすぐに治る病気だから心配することないよ。



杏ちゃん、ありがとう。」



良かった…



深刻な病気じゃなくて。本当にホッとした。