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翌日。
「行ってきまーす!」
「気を付けて行くのよ!優くんのご両親に失礼のないようにね!」
あたしはマフラーをぐるんぐるん巻きに巻いて、手袋もはめて
行く前にお母さんとお花やさんに行って一緒に選んだ花束と
ちらし寿司の入った重箱を持って家を出た。
「もうすぐ、クリスマスだ…
…今年はどうしよっかな。お家でクリスマスかな。」
希美は間違いなく将希くんと過ごすだろうし。
それにサッカー部のみんなも引退した途端、みんな付き合いだしちゃったし…
あたしもずっと優がフランスに留学してる時には今年は2人で過ごせると思ってたんだけどな。
そんなこと今更ぼやいてたって仕方ないか。
悪いのは全部自分のせいで自業自得なんだから。
あたしは電車とバスを乗り継いで、優のお父さんの入院している大学病院に向かった。

