「今までずっと希美にこの件のこと伝えようとしたら、二ノ宮はもう優のことは忘れて
今他に上手く行きそうな人ができてて前に進もうとしているのだから邪魔をするなって言われててなかなかここに来ることができなかった。
それにもし二ノ宮が優を本当に忘れられなくて好きで居続けたら二ノ宮なら自分から行動に移すだろうから
兄貴はいかなる事情があろうとも決して何も二ノ宮に伝えるなってそこまで言われた。
でも、優には二ノ宮じゃなくちゃ本当に駄目なんだよ!」
萩原先輩の言葉が大きく胸に響いた。
そして、萩原先輩は今までのことをすべて教えてくれた。
希美が最初に優に電話をして出た女の人は今目の前にいる千春さんだったこと。
千春さんも優が留学した後からフランスに短期留学していたみたい。
あの時、優は携帯のディスプレイに萩原先輩の名前を見て気を遣って、優は電話に出ずにちょうど学校でそばにいた千春さんに渡したんだって。

