青空ライン *Third Story*




「二ノ宮はずっと今までそう思ってたのか。それが原因で優と別れたのか?」



深刻そうな顔をしながら、聞きづらそうに問いかけてくる萩原先輩。



そうだよ…



ずっと…ずっと優のことを信じてたのに



これからだってずっとずっと優と一緒にいられると思ってたのに



あの日あたしは……



絶対に見たくない現場を見てしまった。



あの残像は今だってはっきりと覚えている。



まだ彼女さんの方から優にキスをしていたのならまだ別れを切り出さなかったかもしれない




でもキスをしたのは他の誰でもない…



あれは間違いなく優から今目の前にいる彼女さんにキスをしていた。



いつも試合の日は自分から連絡をしてこない優がメールをくれて



希美の家から飛び出しちゃったくらいすっごく嬉しかったのに。



あたしはコクンと俯きながら返事して彼らのことは決して見なかった。