青空ライン *Third Story*




事実か嘘くらい本当は今まで一生懸命にあたしの目を見て話す圭の姿であたしはちゃんと信じてたよ。



疑いなんて1つもしなかった。
出てきたのはただの後悔だけだった。



「あたし圭のこと疑ってたりしてないよ。全部信じてるよ。



だってあたしの大好きな人だったことには変わらないから。



ただね、疑いの代わりにもう変えることはできないってことは分かってるけど



いっぱい後悔が出てきちゃったんだ。」



圭がこうやって悩んでたのならあたしだってその悩みを分かち合って一緒に考えたかった。



あたしから一方的に別れを告げるんじゃなくて話し合いをすれば良かった。



何より圭が悩んでるのに気付けなかった自分が1番嫌い。



できるのなら……



中学生のあの時に戻りたい。



…やり直したいよ。