青空ライン *Third Story*




「もっもしもし…」



うわっ…緊張して声が上擦っちゃったよ。



「もしもし…二ノ宮何緊張してんの?俺だけど…青木。」



えっ?青木くん?
しかもあたしが緊張してたのバレてるし…



「なーんだ青木くんだった。てっきりあたしのあんまり知らない人かと思ってた。」



「なーんだよって何だよ!失礼な奴」



と青木くんは電話越しでクスクス笑っていたのであたしもそれにつられて笑ってた。



「一通り圭から今までのことは聞いたんだろ?」



急に本題に入ってきた青木くん。



「うん…全部本当なんだよね?」



「あぁ…俺だけじゃなくて萩原だって証人だよ。」



そうだよね。
青木くんだけじゃなくて希美まで言うなら信じるよ。