青空ライン *Third Story*




昔なら傷口につけた瞬間「痛ってぇー!」って騒ぎ出すのに



いつになっても騒ぎ出さないから恐る恐る顔を上げて圭を見てみると…



彼は顔を歪めて消毒が終わるのを待っている姿があった。



思わず消毒が高校生になっても嫌いな彼に笑いそうになったけど



頑張って笑うのを我慢して絆創膏を傷口に貼って処置を終わらせた。



「終わったよ。肘だから絆創膏取れやすいかも。



後は大丈夫?」



「あぁ…後は別に気にならないし。



ありがとな。サッカー部のマネージャーさん!」



あたしがマネージャーやってたこと……圭は知ってたんだ。



「いいえ。あたしはもうマネージャーじゃないよ。」


もし今日圭と会わなかったらあたしは3年間圭の存在に気付かずに



卒業していたのかな?