その時、あたしの目に飛び込んできたのは車の影。

あれっー。

あたし知らないうちに車道に飛び出しちゃってたみたい…

でも逆に良かった。

あたしは覚悟を決めて、目を瞑る。

その時、だったー。


「っー…羅夢っ!」

車のブレーキ音と、翔の声が聞こえた。