やりきれなかった。 なんでだよって問い詰めたかった。 でも、最後まで情けねぇ姿は見せたく無くて。 「わかった。」 そう一言告げて。 渡せなかった鍵を握りしめて。 別れも言わずに。 俺が背を向けた瞬間に羅夢が涙をこぼしたのも知らずに… 部屋を、羅夢のもとを、離れた。