驚いて顔をあげると。

ニヤニヤしてる、高校生…翔と同じくらいの年の髪の毛を金髪に染めたいかにもヤバそうな男の子が2人立っていた。

「あ…あたしですか?」

怖くて震える声を必死に抑えて聞いた。

「そうだよ。君可愛いね?俺らとあそぼーよ。」

「こ…ここで人を待っているので…」

怖い。わからないけど怖い。

「そんなつれないこと言わないで。ね?」

「いえっ…。困ります…」

「いいからいくんだよ…」

さっきまで優しかった声が低くなる。

一人の人があたしの手をつかむ。

怖い。怖いよ…



助けて…!



翔ッ…!