「どうした?」


翔が優しく髪を撫でる。


「怖い…」



「大丈夫。嫌ならやめるけど、優しくする。」



「え…?」



「嫌がるやつ無理やり抱く趣味はねーよ。後味わりーしな」


そう言うとニヤッと笑って



「ただ…伸ばしてもいつかは必ず手に入れる」