クラふわKISS―不良君との恋―

私がそう声を上げて、真由子に助けを求めようと真由子に視線を送ると、


「わお」


と口に手を押さえて目を丸くして、私たちを見ていた。


驚くのは仕方ないですけど、見てないで助けてください～！


「だから、陸、やめろって」


そう岩崎君の声が聞こえたかと思うと、白石君の抱きしめる力が緩んだ。


い、岩崎君。


あれれ？いつも通りですみたいです。


「でも、優衣ちゃん見ちゃうと、ぎゅーってしたくなっちゃうんだよー？」


な、何でですか！


恥ずかしいです！