校庭で何人かの男友達に囲まれた、あの人のほうへ。 名前は、確か。 ――...岩崎 流星(イワサキ リュウセイ)君。 同じクラスだけど、あまり教室にいるのを見かけない。 ほとんど毎日遅刻ばかりするし、髪を染めてたりと、世間から言えば不良君。 だけど、私は彼のことが気になってしまった。 彼が素敵な一面を持っているのを知ってしまったから。