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今日も、私の視線は彼を捉えてしまう。


教室の窓から見える、校庭で友達と一緒にいる彼の姿。


着崩れた制服、耳に光るピアスに、キャラメル色のふわふわした髪の毛――...。


―――...そんな彼の姿を、いつも見つめてしまっているんだ。




「――...また優衣(ユイ)見つめてるね、あの人のこと」


「―――――...え!?」


友達の真由子(マユコ)の声に、思わずドクンと心臓が飛び跳ねてしまった。