「ふー……」
お言葉に甘えて、先に入らせてもらったお風呂。
いいのかなぁ。
ちょっと前までの恋愛を思い出して、今のこの幸せが、時々信じられなくなる。
比べること自体どうなのかとも思うけれど、きっと秀君の時と同じくらい会えないのに、それでも全然違う。
むしろ、稜君と直接会ったことなんて、本当に数えるほどしかないはずなのに、もうずっと一緒にいるような、不思議な感覚。
何より、やっぱりいつでも自然体でいられるんだ。
家族みたいに自然にそばにいるけど、やっぱり家族とは、全然違って……。
稜君は、本当に不思議で、本当に大切な存在。

