量ってどのくらいなんだろ。 先生はあぁ言ってたけど、案外少なかったりして。 とりあえず見てこよう。 一人でも出来るかもしれないし。 チャリンチャリンと鍵を鳴らしながら上に登る。 「…っと、ここか?」 数学準備室に到着し、鍵を開けた。 「………え」 瞬間、呆然とした。 理由は私の目の前に広がる光景。 どうやって積み上げたのっていうくらいの段ボールの山。 「これ…無理でしょ…!?」