ツンデレgirlの恋する方法


「……涼しいー…」



夏の職員室は天国だ。



私の学校は特別室だけ冷房がある。



さっきまでの汗が引いて、涼しくなった所で先生の話を聞く。



「こっちこっち」



呼ばれて机まで行く。



「はい、これ」



「へ?」



いきなり何かを差し出された。



「鍵…?何ですかこれ」



「鍵」



「は」



何言ってんのこの人。鍵なんて見れば分かるっての!



「ごめんごめん。そんな顔すんなって!」