―キンコーンッ 授業の終わりを告げるチャイムがなった。 あれから私は普段通りの生活をしている。 何かあったわけでもなくいたって普通だ。 まぁ、変わったことといえば… 「あれ?香撫、今日は行かないの?」 「ううん。今行くとこ」 あかりにそれだけ返し、鞄から2つお弁当を取り出した。 「相変わらずラブラブだねぇー♪」 「はぁ?私は行きたくなんか…」 「まぁまぁ、ほら、早くしないと待たせちゃうよ?」