私の家と暁の家が隣同士っていうのは言ったよね。 特に、私の部屋と暁の部屋の距離は1メートルもない。 ベランダからなら簡単に行き来ができる。 小さい頃からやってる事だから、こんな事も慣れた。 「で?どうしたの?」 「あぁ……あのさ…」 いつになくモジモジしている暁。 何だ……? 「今日、どうだった…?」 今日……? 「ほら、桐谷と帰ってったじゃん」 ……!! 「なっ…ふ、普通よ!何もなかったよ…?」