「……じゃあ、また…ありがと…」



「ん、じゃあまた明日な」



結局あの後送ってもらった。



って、湊が『送る』ってきかなかったからだけど…



「何?もっと一緒にいたいの?」



じっと見ていたせいかこう言われた。



「んなっ!バカ!早く帰れ!」



「プッ…!わかったよ~…じゃあ…なっ!」



「うわっ!」



湊に髪をくしゃっとされた。



「もう!あのバカ!」



そう言った頃には湊はもういなかった。