多分、私今真っ赤… チラッと横目で桐谷を見ると、目をぱちくりさせた後パチンと顔を手で覆った。 「ヤバいでしょ…それは反則だってぇ…」 手の隙間から聞こえた小さな言葉。 「……えっ?」 小さすぎて私には聞こえなかった。 桐谷はフゥーと深呼吸したあと私の顔を見て言った。 「じゃあ、お礼して?」 お礼……? 「お礼言ったじゃん」 「もう一個!ダメ?ってか香撫に拒否権ないじゃん」 「は?何で!!」