「はい、補充完了」 「ありがとうございます」 そう言って救急箱を受けとる。 未練があるわけじゃないけど、どこかで暁が忘れられない私がいる。 今は先生なのにね。 「あ、そうだ」 思い出したように先生が口を開いた。 「お前、桐谷と付き合ってんだって?」 「………は?」 何で知ってんの?って聞こうとしたら 「桐谷から聞いたけど?」 って言われた。