「あ、俺の事は湊って呼び捨てね♪」



「えっ……無理無理!!」



呼び捨てなんてできるわけないじゃん!



今まで男子を呼び捨てにしたことなんてないのに…



「えぇ~?じゃあ…」



そう言ってジリジリ私に近づいてくる。



「ちょっ…」



ついに壁まで来てしまった。



「な、何?」



「湊って呼んで?」



「だ、だから無理…」



「ふーん♪じゃあ」



と言って顔をグイッと近づけた。