湊が庇ってくれたから痛くなかったんだね。 「はぁ~~、マジでびっくりしたわ~…」 湊は気が抜けたのか、頭を私の肩に乗っけた。 「でも良かった~…香撫が怪我してなくて~…」 「…うん」 そう言いながら犬みたいにスリスリしてくる。 犬かお前は!と言おうとしたけど、急にバッと湊が顔を上げたから言えなかった。 「どうした…」 「ごめん。さっきの無し」 また遮られたし。 それに何が無しなの?