どうしたらいい!? 恥ずかしくなってまた顔を反らす。 でもそれは湊の手によってすぐ戻されてしまう。 「ね…イヤ?」 不安そうに見つめる湊に私はただ黙っていた。 イヤ……? 違う…だって私…今… イヤじゃないって思ってる… 何で?私…湊なら…いいって… 「………香撫?」 そう呼ばれてハッと気づく。 私…今、ダメダメ!今の無し! 湊から離れようとして一歩後ろに下がった。 いや、正確には下がろうとした。