つまり、誰よりも、何よりも。

おんこは天神学園そのものを愛していたのだ。

生徒も、教師も、関係者も、そして校舎そのものも。

だから、自分が卒業した後で、この校舎が壊れた時は誰が修理するのか。

そんな事を思って、ふと不安になる事もあるけれど。