「天神学園最強は、おめぇに託したい夢だからだよ」

グッと。

最後に龍太郎の頭を力強く撫でる。

「っ……!」

「じゃあな、頑張れよ」

階段を昇っていく功刀の大きな背中。






「…………っか野郎がよぉ…」

龍太郎は振り向かないまま、小さく肩を震わせた。

あんなデカイ背中になってやろうと、心底思った。