私と俺とバレンタイン争奪戦


「え?購買部の?」

「うん。美味しいらしいし」

「それは気になるなぁ……」

真理は少し考える素振りを見せると、何か思い付いたように手を叩いた。

「だったら私も一緒に作戦考える手伝いするよ!」

「本当?」

「うん!何か気になるし」

持つべき物は頼りになる友達。
私は真理に感謝しながら、一緒に作戦を練り始めた。

全てはチョコのため。
全力を尽くすつもりだ。